PHRの普及を目指し、厚労省に検討会が設置

世界的に導入の兆しがある「PHR(パーソナル・ヘルスケア・レコード)」ですが、その流れを受けて、厚労省も9月に検討会を立ち上げました。「PHR」とは、個人がWebやアプリなどを使って、健診結果や服薬歴等の健康等情報を電子記録として管理する仕組みです。果たして、PHRは普及するのでしょうか。
世界的に導入の兆しがある「PHR(パーソナル・ヘルスケア・レコード)」ですが、その流れを受けて、厚労省も9月に検討会を立ち上げました。「PHR」とは、個人がWebやアプリなどを使って、健診結果や服薬歴等の健康等情報を電子記録として管理する仕組みです。果たして、PHRは普及するのでしょうか。
一般的に、患者さんが多いクリニックでは、待ち時間が長くなる傾向にあります。しかし、長い待ち時間は患者さんのストレスになりますし、医療スタッフにも様々なプレッシャーがかかります。「診療」をスピードアップできれば、時間当たりに診療できる患者さんの数は増加して待ち時間は減少しますが、診察を急げば患者さんを不安に思わせてしまいます。このような患者数と待ち時間のトレードオフは、果たしてやむを得ないことなのでしょうか。今回は診療のスピードアップ方法について考えます。
2019年10月に予定されている消費税の引上げですが、政府は景気後退を懸念して「キャッシュレス・消費者還元事業」を行うとしています。この施策は、前回の消費税引上げ時に起こったような景気後退を避けたいという思惑と、世界的に進むキャッシュレス化の波をキャッチアップしたいという思惑があります。この施策により、わが国にも「キャッシュレス決済」が一気に普及するのでしょうか。
2018年の診療報酬改定では、オンライン診療の評価が新設されました。さらに次期改定では、オンライン服薬指導の評価が議論されています。オンライン診療は、従来の枠組みを超えた新しい取り組みです。これまで「ICT化」といえば、従来行っていた紙での業務をコンピュータに置き換えることを指しがちでしたが、ICTを活用して新たな効果を得ようという取り組みが始まっているのです。
診療所経営の根幹は「患者様をどう集めるか」「患者様にどう満足していただくか」、そして「スタッフが活き活きと働ける環境をどう作るか」にあります。そのためには、マーケティングとマネージメントを考えることが大切です。
近頃、IT業界やビジネス系のメディア等で、RPA(Robotic Process Automation)という言葉をよく見るようになりました。しかしながら、いまのところ医療の世界ではあまり聞き馴染みがなく、ほとんどの人が初めて聞く言葉かもしれません。そこで本稿では、少し時代を先取りして、医療分野における今後のRPAの可能性を考えてみます。
患者が増えるにつれて「患者の待ち時間が長くなった」という声をよく聞きます。なぜ、患者の待ち時間は増加するのでしょうか。本稿では、待ち時間増加のメカニズムを明らかにするとともに、その対策について考えます。
近年、医療IT業界に新規参入する企業が非常に増えています。その背景として、タッチパネルを備えたモバイルデバイス(スマホ・タブレット)の浸透、および場所や時間を選ばず大量のデータに瞬時にアクセスできるクラウドコンピューティングの普及があります。そこで今回は、医療における最新のIT導入トレンドを、現場のニーズを交えてご紹介します。
ここ数年、新聞等で「IoT」という言葉を目にすることが増えてきましたね。「IoT」とはInternet of Thingsの略で、一般的には「あらゆるモノがインターネットにつながり、様々な場所に情報が送信され活用される仕組み」と定義されています。実はこの仕組みは私たちの生活の様々なところで活用されつつあり、医療の世界でも「IoT」という言葉が少しずつ浸透してきているのです。本稿では、今後の超高齢社会を踏まえて、IoTの活用が医療の世界にどのような変化をもたらすのか考えてみましょう。
誰もがスマホを操り、インターネットを活用する時代。様々なサービスが世に広まり便利になった半面、時間にシビアになったように感じます。本稿では、そういった患者様の意識の変化が、クリニックの経営にどういった影響を与えるのかを考えます。